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郡山市のプリスクールにおけるイマージョン教育レポート


by ysschool2006

今月は、「お正月あそび」をテーマの一つとして活動しております。

コマまわしも、日本のお正月の伝統あそびの代表的存在の一つです。コマの制作は、幼稚園や保育所で行われる工作としては、決してめずらしいものではありません。ですから、ちょっと調べても、ものすごい種類のコマの工作アイデアが出てきます。

コマまわし:January 11, 2007_b0083872_82533.jpg中でも紙皿を使用したものが、もっとも一般的であると思います。今日のコマも、やはり紙皿をベースに制作しました。しかし、以前「T」週で制作した spinning top とは異なり、紙皿に切り込みが入っているので、回転した時に独特の模様が描き出されて、とても新鮮な印象を受けました。また、主軸がわりばしや鉛筆ではなくストローなので、より安全だと思います。

3学期は、それぞれの子どもたちが自分で出来ることを更に増やして、生活面でより自立できるように、個別に促して参ります。「自分でできた!」と感じさせることにより、子どもたちの自己有能感につながるよう導いて参ります。

コマまわし:January 11, 2007_b0083872_822019.jpgこのようなことから、今週ロンパークラスでは、のりとハサミを積極的に取り入れておりました。そして今日も、コマを飾る千代紙を切る作業は、ロンパーさんのお仕事でした。

トドラーのB.K.くん、「ぼくも~」というお顔で、じーっとロンパーさんのハサミ使いを羨ましそうに眺めていました。そしてティム先生に、何度も「ハサミ~、ハサミ~」と要求しておりました。

今日は残念ながらハサミは持たせてもらえませんでしたが、B.K.くんが、自分の要求をここまでしっかりと表示できたことをとても嬉しいと思いました。

B.K.くんのお母さまは、B.K.くんが、お家では大きいお兄さんお姉さん方に囲まれて、とてもかわいがられながら過ごす反面、自分の要求を真っ直ぐ訴えてきかない激しい気性も持ち合わせているとお話されます。

でも、スクールでのB.K.くんの様子からは、私にはまったく想像がつきませんでした。「そうか、そんなに激しいんだ・・・」と、不思議に思うばかりでした。

ところが、2学期末頃から急激にその「気性」をあらわにしてきたB.K.くんです。今まではずっと我慢をしてきたのか。少なくともB.K.くんが、お家にいるときと同じくらいリラックスして過ごすことができるようになったことは確かです。

いずれにせよ、いい兆しです。嬉しく思います。

さて、出来上がったコマをいよいよ回します。手首の使い方がまだつたないプリスクール生にはちょっと難しい動作です。大人が回したコマを興味深気に見つめている子どもたちです。

今日持ち帰りましたので、ぜひお家の方々とご一緒に回して楽しんでいただければと思います。
# by ysschool2006 | 2007-01-11 16:58 | プリスクール

Vase 作り:January 10, 2007


Vase 作り:January 10, 2007_b0083872_874278.jpgV is for vase.

「V」と言えば、真っ先に思いつく言葉の一つです。

英語をカタカナで表すのはちょっと不本意ですが、vase を「ヴェイス」と発音するのはアメリカ英語です。トレイシー先生のお国オーストラリアでは「ヴァース」と発音します。

このように、"英語"とひとくくりに言っても、英語を母語とする国々でも発音や表現方法が異なることがあります。

日本人の中には、アメリカ発音が「正しい発音」で、あとの英語は「なまり」と捉える方がいらっしゃるようですが、私はそうは思いたくありません。

そもそもアメリカ発音だの、イギリス発音だのというようにこだわること自体が、非常にナンセンスだと思います。

英語を母語とする国々の他にも、英語を共通語あるいは公用語とする国々や、英語を母語としない国々が国際共通語として英語を使用する場合も含めて考慮しますと、アメリカ英語も一つの特長ある「なまり」に過ぎないと捉えるべきです。

そこでクラスでは、機会があれば、できるだけそのような違いも含めて伝えるようにしています。例えば 「P」週に学んだ"Peanut Butter and Jelly" などもその一つでした。

子どもが混乱するのでは?というご意見もおありかと思いますが、私たちも「両方の表現を覚えるように」などとは強要しませんので、混乱するに至るほどのことではないと考えます。

さて、ロンパーさんのワークシートは、V is for vase & violets 。まずは violets を紫色にぬり、各自ハサミで切り取ります。そしてマーカーで自由にデコレーションした vase に、のりで貼り付けて、「生けて」いきます。


Vase 作り:January 10, 2007_b0083872_815031.jpgA.Sh.ちゃんは、スミレの花の形に沿って、ていねいに、ていねいにハサミを使っていきます。時間をかけてゆっくり、そして楽しみながら。

その根気と集中力、立派です。

Vase 作り:January 10, 2007_b0083872_8185086.jpg後半の課業では、実際に vase を作ってみることになりました。子どもたちは、自分で気に入った空き瓶をえらんで、紙粘土を貼り付けていきます。ちいさな手が、粘土を小さくちぎっては貼り付けていきます。予想以上に時間のかかる作業でした。

Vase 作り:January 10, 2007_b0083872_8102888.jpgビーズを押し付けていくのですが、紙粘土の厚みがまちまちなので、これもまた大変根気の要る仕事でした。一週間乾燥させ、来週の水曜日、色付けの作業に入ろうと思います。
# by ysschool2006 | 2007-01-10 15:10 | プリスクール

書初め: January 9, 2007


お正月気分はまだまだ冷め遣りません。もう少し楽しんで参りますよ。

今日は、スナックタイムに「ぜんざい」を出しました。「ぜんざい」とは、関西でつぶあんのしるこを指してこのように称するようです。

東北に住む我々には、関東での名称「田舎しるこ」の方が馴染みがありますでしょうか?私は「田舎」という部分がひっかかりますので、あえて「ぜんざい」と呼ぶことにしました。

書初め: January 9, 2007_b0083872_8282248.jpg栗も添えて、栗ぜんざいです。

でもこのおやつ、大好きな子と、苦手な子にきれいに別れたメニューでした。苦手な子には申し訳なかったですが、お正月ですし、お餅をいただこうと思いました。(きな粉は前回「R」週ですでにいただいてしまっておりました。)

何事も経験と思って、苦手な子たちにも、「ぜんざい」という食べ物があるということだけでも知ってもらえたら、と思います。

ワイズスクールでは、スナックタイムも一つの課業、おやつも一つの教材と捉えております。

書初め: January 9, 2007_b0083872_8285474.jpgさて、ロンパークラスのアルファベットワークシートの課業ですが、スコット先生を引き継ぎ、トレイシー先生が担当いたします。

トドラークラスは、引き続きティム先生です。この間トドラーさんは、先生と一緒に The Wiggles を踊ったり、絵本を読んだり、ゲームで体を動かしたりします。

書初め: January 9, 2007_b0083872_8304640.jpgワークシートは、V is for vegetable.

マーカー、ハサミ、のりを使って、一連の作業をすべて自分で行い、作品を完成させます。


書初め: January 9, 2007_b0083872_831680.jpgこれまでワークシート作業は、ある程度まで大人が準備して参りましたが、今日のこのワークシートでは、自分でマーカーを使って野菜の絵を描き、それを自分でハサミで切り取り、そしてのり付けするというものでした。

お手本が大きなキュウリでしたので、真似てキュウリを描く子が何名かおりましたが、トマトやカボチャなど、イマジネーションを膨らませながら、オリジナルの野菜を描く子も多くおりました。

仕上げに V is for vine を貼って、出来上がり。見事な野菜のたわわに実った、My vegetable garden の完成です。

書初め: January 9, 2007_b0083872_8313150.jpg午後の課業では、恒例の「書初め」を行いました。

昨年度と大きく異なる点は、ロンパーさんのほとんどが、「書初め」にふさわしく、「文字」を描くことができたことです。そして、きちんとお名前も「書く」ことができました。

書初め: January 9, 2007_b0083872_8314923.jpg墨の香りが部屋の中に心地よく広がりました。この匂いを嗅ぐと、スッと気持ちが引き締まるような気がするのは、私だけでしょうか?
# by ysschool2006 | 2007-01-09 17:40 | プリスクール

みなさま、新年あけましておめでとうございます。

お正月は、子どもたちもご家族ご親戚の皆さまと、楽しいひとときを過ごせたのではないでしょうか。

今日は「成人の日」で祝日ですが、4月に休講した分の補講となっており、一足お先に新学期のスタートとなりました。

世間さまは祝日ですので、朝、スクールに来て、冷え切っている教室を暖めたり、カメックスにエサを与えたりしながら、「みんな忘れないで来てくれるかな・・・?」などと、ちょっぴり不安になっておりました。

午前9時、みんなが変わらない元気な笑顔で登園してくる姿を見て、とても嬉しくなりました。楽しかった冬休みの思い出が、笑顔にあふれていました。

お休み明け初日なのに、落ち着きを失うことも、不安がったりすることもなく、かえって休み前よりしっかり先生方のお話を聞く態度が出来ているので、成長したなぁ、としみじみ思いました。

お休み中の英語は、各自いかがだったのでしょう?

まるっきり、という方、つかずはなれず、という方。お母さま方も、連絡帳で、お休み中の子どもたちの様子をたくさん知らせてくださいました。本当にありがとうございます。

休み中に変わったことといえば、新しいレゴブロックが来たことでしょうか。N.M.ちゃんが、"N.M., this one, home!"(同じのがお家にもある)と一生懸命トレイシー先生に伝えておりました。

1月の学習テーマは、「お正月」です。日本で最も大切な年中行事を、伝統のあそびをアレンジし、楽しく遊んで参ります。そしてもう一つは、「わたしたちの体」です。体の部位を学習しつつ、病気で具合が悪い時の表現なども学んでいきます。

また、週のアルファベットは「V」になっております。(早いですね、もう「V」までやって参りました!)

3学期のスタートです:January 8, 2007_b0083872_90684.jpg今日は早速「お正月」のテーマから、凧作りに挑戦しました。9月の「K」週に遊んだ、K is for kite とは違う kite です。作り方はとっても簡単で、唯一難しいところといえば「アシ(streamer)」をつける方向だけです。


3学期のスタートです:January 8, 2007_b0083872_903884.jpgA.Sh.ちゃんは、さすが4才(今月5才ですね!)です。お手本をよく見て、しっかり間違えずに貼り付けていました。




3学期のスタートです:January 8, 2007_b0083872_905990.jpg出来上がると、みんな早く走りまわりたくてウズウズし始めます。H.K.くんなどは、もう待ちきれなくで何度も席を立とうとします(その度私に sit down を促されていました)。最後の一人が作り終えるまで、ちゃんと待ってからみんなで一斉に遊びます。A.ちゃん、N.M.ちゃん、A.Su.ちゃん、しっかり待つことが出来ました!えらい!!

3学期のスタートです:January 8, 2007_b0083872_911553.jpg最後のU.Y.くんが完成させると、みんなで教室を縦横に駆け抜け、凧がクルクルと回る様を楽しみました。

外は、雪。

一昨晩からの強風にあおられ、冬将軍、遅れ馳せながらの到来ですね。


※1月お誕生日のお子さまが4名いらっしゃいます。そこで全員一緒にお誕生会を行います。時期は1月の第4週ごろを予定いたしております。
# by ysschool2006 | 2007-01-08 19:49 | プリスクール

長かった2学期も今日でおしまいです。

思えば、まだ残暑の厳しい8月に2学期は始まり、牧場へのフィールドトリップ、いも煮会&運動会、そしてハロウィンと秋を満喫し、粉雪のクリスマスを待ちながらコンサートと過ごして参りました。

春先、初めてお母さまと別れる寂しさで、不安をいっぱい抱えていた子どもたちが、夏を経て、秋には本当にのびのびと英語生活を楽しみ始めました。

モーニング・ルーティーンでは、元気な声があちらこちらから聞こえるようになりました。1学期には、歌やダンスに交ざれなかったお友だちも、2学期には、楽しく体を動かすことが出来るようになりました。先生の英語に対するレスポンスの回数も増え、その表現力も、はっとするくらい豊かになっています。

一方健康面では、11月に風邪の流行がピークに達し、たくさんのお友だちが発熱や咳でお休みしました。本当にしつこい風邪で、いつまでも咳や鼻水が止まらず、苦しそうにしている子どもたちの姿も多く見られました。

12月に入ると、胃腸炎などの冬の風邪にかかるお子さんが若干名見られましたが、おおむね良好に過ごすことができました。

明日から2週間の長いお休みに入ります。年末は、ご家族で里帰りやご旅行のご予定も入って、お忙しいことと存じます。どうぞ子どもたちに負担の少ない計画をお立てになって、楽しく健康な冬休みをお過ごしください。

最後になりましたが、ご挨拶を申し上げさせていただきます。

今年は西ノ内にスクールが移転し、プリスクールに通うお友だちも急激に増加しました。多くの子どもたち、そしてそのご家族とのかけがえのない出会いに、心から感謝いたします。

2006年、本当にありがとうございました。そして、2007年も、子どもたちとともに、すくすく、ぐんぐん、英語生活を楽しんで参りますので、どうぞよろしくお願い申し上げます。

皆さま、どうぞ晴れやかな新年をお迎えください。一年ありがとうございました。
# by ysschool2006 | 2006-12-22 17:01 | プリスクール