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郡山市のプリスクールにおけるイマージョン教育レポート


by ysschool2006

「子どもは子どもの中で育つ」-----July 31, 2006


今週は、6月のテーマ「かたち」とアルファベット D / E / F の review week です。

クラスの人数は、その日によってまちまちですが、登園するAK生の人数がたまたま多い日ですと、サマー生と併せると、全部で17名前後という大所帯で一日を過ごすことになります。

子どもの人数が増えると、ガヤガヤと落ち着かなくなったり、思わぬトラブルや事故が発生したりするのでは?と思われる保護者さまもいらっしゃることでしょう。

ところが、結果は全く異なりました。

「子どもは子どもの中で育つ」という言葉があります。

大人数の中で、小さい子たちは大きい子たちに助けられ、同年代の子どもたち同士は、自分と気の合うお友だちと好きなあそびをして過ごします。ですから、逆に子どもたちの社会に秩序が保たれるのです。

それでも、サマー生は、夏期休暇中の単発参加ですから、プリスクール生でもAK生でもないという意味で、一番気をつけてフォローしていかなくてはいけない子たちです。

M.F.くんは、年中さんの男の子です。夏の間だけ、わざわざ白河から通園してくださっています。これまで英語の学習経験が全くないということもあり、通園開始初日は非常に興奮し、それ以降は、毎日毎日ちがう様子を見せてくれます。

先週1週間を振り返りますと、とても機嫌よく登園して、リネット先生の問いかけに知っている言葉(yes や no など)で、一生懸命応える日もあれば、その翌日にはガラリと変わって、みんなと一緒に課業の流れに乗ることができず、些細なことなのですが、手が洗えなかったり、トイレに行けなかったり、おやつに交ざれなかったり・・・。でも、さらにまたその翌日には、これらのことが何の問題もなくクリアーできたりします。

とにかく、「英語だけ」という、これまで生まれてこの方一切あり得なかった環境に直面し、彼なりにひたすら毎日を乗り切っているのだという、その頑張りは、私たちにも痛いほど伝わってきています。ぜひ頑張って欲しいと思っています。

他の二人のサマー生も、一切言葉の通じない中、少しずつ慣れて来つつあるように思われます。特に取っ掛かりの良い、歌やスナックなどの時間から、徐々にいろいろな課業を楽しめるようになっていくことでしょう。
by ysschool2006 | 2006-07-31 16:38 | プリスクール