郡山市のプリスクールにおけるイマージョン教育レポート


by ysschool2006

「クラスタイム」について: January 26, 2007


先日の日誌で、キンダーガーテンクラスの新設に伴ない、ロンパークラスとキンダーガーテンクラスの "線引き" について、少し触れさせていただきました。

「クラスタイム」というのは、言うなれば、「英語」の教科学習の時間という解釈になります。そこで、先日の日誌では、主に、英語学習経験のある途中入園児が直接キンダーガーテンクラスに入園するケースを想定し、英語のスキル面からの "線引き" をさせていただいたのです。

その後、保護者さま方との連絡ノートでのやり取りや、登降園時のちょっとしたお話の中で、「あれ?もしかして」と感じるものがありましたので、今日はそのことについて、少し書きます。

進級児の場合、今回の "線引き" で問われている技能は、3才でロンパークラスタイムをスタートされたお子さまが、2年の課程で、「当然身につけているべき最低基準」を示しているとご理解いただきたいと思います。

逆に、外国人教師・日本人保育士の立場から申し上げると、この基準は、年長さんになるまでに、たいていのお子さまにクリアーしてもらわなければならない、という一つの到達目標であり、これに向かって先生方は、毎日の英語生活に猛進して参るのであります。

さらに申し上げるなら、この "線引き" は、お子さまの英語力を年長さんまでに、確実にこのラインまで引き上げます、というワイズからのお約束でもあるのです。

ここで再確認しなくてはいけないことは(非常に当たり前のことなのですが)、ワイズスクールは、英語イマージョンのスクールであって、英会話スクールではないということです。英語力、すなわち技能(レベル)でクラス分けをするという発想は、旧態依然とした英会話の発想です。

すなわち、ここに示した「当然身につけているべき最低基準」とは、あくまで結果として「身についている」ということであって、これらを身につけることを目標にしているわけでは決してない、ということです。

日々のクラスタイムの課業では、先生のお話をきちんと理解できる、指示に従った行動がとれる、お友だちと協力して一つの作業を行うことができる、与えられた事象から物事を推理できる、道具を正しく上手に使うことができる、他人のことを思いやることができる、などの要素のほうが、むしろよほど大切なのです。

子どもはそれぞれの発達段階によって、できること、できないことがあるだけで、できないことは劣っていることではありません。キンダーガーテンクラスの子が優れていて、ロンパークラスの子が劣っている、などということでは決してないのです。

ですから、子どもの心と体の発達の過程をないがしろして、ただただ高い技能を競うやり方では、子どもは苦しくなってしまうだけです。私には、大人のエゴを子どもに押し付けているだけのようにしか見えないのです。

絶対に焦ってはいけないことだと思うのです(子の親として、確かに難しいことなのですが)。

保護者さま方が、今回の "線引き" について、心中穏やかならぬことがあってはならないと思いましたので、ここであらためて再確認させていただきました。分かっていらっしゃる方々には、余計な話です。

今年度、トドラーさんからロンパーさんへの進級がそうであったように、新年度以降も、ロンパーさんからキンダーさんへの進級も、私たちが「そういう時期が来たわね」と判断した時が「その時」になるのだと思います。

そのための毎月一回の懇談会でもあるわけです。

さて、話が長くなり過ぎてしまいました。今日のこの話に多少関係もあることですが、このようにして、2才から5才までの子どもたちを一つの教室で保育・教育していて、本当にいいな~と日々思うのは、下の子の上の子を見つめる "あこがれ" の眼差し、そして上の子たちの優しい思いやりの気持ちに出会ったときです。

b0083872_23322797.jpg今日は、午後の自由遊びの中で、数名の子どもたちが「電車ごっこ」を始めました。協力し合いながらイスを運んできては、連ねて遊んでいました。

年上の子が、こうしたほうがいいんじゃない?と、トドラーの子たちにアドバイスを与えていました。

そこにティム先生がやってきて、"Where are you going?" などと、声掛けしました。私が駅から出発する電車を見送るように "See~you~!" と手を振ると、みんなもちょっと照れたように笑いながら手を振り返してくれました。
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by ysschool2006 | 2007-01-26 18:18 | プリスクール